自律学習Autonomous Learning

「生き方」を導く「自律」のチカラ
─その道を切り拓く
「自律学習」4つの視点

駒場学園では『自律学習の確立』という大きな目標に向け、
《知識》《思考》《探究》《体験》という4つの視点から、
生徒一人ひとりの「学び」のモチベーションを高めるため、
多岐にわたる細やかな各種の教育プログラムを展開しています。
大学入試改革への対応ということだけではなく、その先にある生徒のキャリア、
さらには生涯学習社会での長い人生において大切になる「学びへの好奇心」を育み、
『自律学習』へと生徒を導きます。

視点1

知識Knowledge

基礎学力の充実は、
学力向上に直結しています。
授業の中で、また放課後など、
勉強する気持ちが芽生えた瞬間を
後押しするための
さまざまな環境を整えています。
01

小テスト

教科学習の基礎となるものは知識の習得です。全ての主要教科の授業で小テストを実施しています。一つひとつの地道な積み重ねが3年後に成果となって返ってきます。

小テスト
02

英検

大学受験でも英検の資格は必須となっています。本校では英検を受験するように指導しており、在学中に2級を取得します。また準1級を取得する生徒も毎年数名ずつ出始めています。

英検
03

進学補習

夏・冬・春の長期休業中は、授業の内容をさらにブラッシュアップする進学補習を行います。進学補習は、それぞれの学期に行った授業内容の確認と、応用力をつけるために欠かせない講座です。

授業
04

ICT教育

本校はいちはやくiPadを導入しました(2015年96台を貸し出し制で。2017年入学生から1人1台)。オンラインでの授業に限らず、対面での授業でも欠かせないツールになっています。ICT教育を通して、新しい学びの場を実現しています。

ICT教育
05

各種模試

本校では年間5回、全員模試を受験します(進研模試3回。スタディサポート2回)。生徒は模試の結果により客観的な実力を知り、1年次から大学への進学を意識します。また、これらのデータは大学受験の基礎資料として活用します。

06

自習室(Early Bird’s Nest)

早朝と、放課後~18:30まで常時自習室を開放しています。生徒たちは限られた時間をうまく活用しています。また朝学習することで、毎日の学習が習慣化できます。

自習室

視点2

思考Thinking

自ら課題を発見し解決していく力を
教科学習で身につけるために、
授業の場でも工夫をしています。
放課後には従来の補習とは
全く違うプログラムを準備して、
生徒が主体的に考え、
問題に取り組むように促します。
01

GMARCHプログラム

生徒4名に対し、メンターが受験に向けた学習指導を行います。GMARCHへの私立大学合格を目標としています。※別途、費用がかかります。

※メンター
東京大学・一橋大学をはじめとする最難関大学の現役学生が学習指導を行います。
一般的「チューター」とは異なり、本校「メンター」は学習面だけでなく“学ぶ姿勢” “学ぶ意味”“メンタルのケア”といったところまでサポートする、生徒の《伴走者》になります。

GMARCHプログラム
02

PBL(Problem-Based Learning)型授業

これまでの講義型の授業は、与えられた問題を、決まった手続きで解決することを主としてきました。PBLは、「生きる力」を育むために自ら課題を発見し、正解のない問いについて考えていきます。教科授業をはじめ、総合的な探究の時間や放課後探究プログラムなど、さまざまな学びの場で積極的にPBL型授業を取り入れています。

PBL(Problem-Based Learning)型授業
03

オンラインコーチング&オンライン自習室

コーチング型オンライン自習室は、2週に1回の学生コーチとのコーチング面談で、目標の設定、学習計画の立案、進捗状況の確認、モチベーションの維持などを行います。また、チャットによる24時間の質問受付、月~金の夜にクラウド上の「自習室」での自習と質問ができるシステムです。進学コース1、2年生は全員参加で、自律学習への一助とします。

04

メンタールーム

月~金の放課後、複数の教室に学生メンターを配置して、生徒が自由にメンターに質問をし、またお互いに教え合い、学び合うなど、自学自習を行うスペースです。

メンタールーム

視点3

探究Inquiry

自律学習における
モチベーションの基となる知的好奇心。
『知りたい』『深めたい』という衝動を、
どのように具体的かつ体系的に展開し、
理解を深めていくのか。
そのメソッドを体験しながら
自らのものにしていきます。

探究学習の先駆け

本校では2019年に「総合的な学習の時間」にSDGs学習を導入しました。これを「探究の時間」とし、課題発見から課題解決案の提案に至るPBL(Project Based Learning)のプロセスを実践しています。
特別進学コースは「STEAM」、国際コースは「ダイバーシティ」、進学コースは「シチズンシップ」をコーステーマとして設定して学びます。その成果発表の場として、体験旅行先で現地の行政・観光協会などの方に対してプレゼンテーションを行っています。

社会と関わることを
通して考える
自分のキャリア

探究学習を通して社会に目を向け、社会課題を発見した生徒は、課題解決を考える過程で、自分がどんなアクションをとれるか考えます。これが社会貢献の意識を育てることにつながります。
本校では、大学ランク表と自分の模試の偏差値を合わせただけで進路決定する生徒はいません。自己をみつめ、社会をみつめ、課題解決のために自分に何ができるかを真剣に考えます。自己と社会を結びつけていくことが本校のキャリア学習です。自分が取り組みたい課題を探究していくのにふさわしい大学・学部・学科選びをします。

自己肯定感の醸成

3年間の探究学習で、生徒は驚くほど変わります。内外のセミナーに参加したり、マイテーマにもとづいた取材をしたり、何事にも積極的になる生徒が増えます。本校の進学実績が飛躍的に伸びたのも、探究学習を本格的に導入した入学学年が大学受験した年度でした。それは目に見えないスキル(非認知スキル)が身についたひとつの成果だと考えています。
主体的に考えるようになり、失敗を恐れずに挑戦するようになります。そして私たちが生きていく上で一番大切なこと、自分や自分に関することについて肯定的に捉え、自己を俯瞰するようになります。

01

総合的な探究の時間

週1時間の「総合的な探究の時間」では、SDGsを学びのフレームとして、個人と社会のつながりを考えていきます。特進コースは「STEAM」、国際コースは「ダイバーシティ」、進学コースは「シチズンシップ」と、コースごとに大テーマを設定して、課題発見から解決に至るまでを3年間を通して実践します。

総合的な探究の時間
02

HAKUSHIKI(全学統一テスト)

知識、語彙運用力、社会常識、資料読解力、さまざまな要素を複合的に取り入れた合教科的な教養テストを各学期に1回受験します。大学入学共通テストを視野に入れた内容になっています。全学年統一試験なので学年は関係ありません。年間成績優秀者は表彰されます。

HAKUSHIKI(全学統一テスト)
03

放課後探究プログラム

探究学習の実践的なプログラムとして、放課後に以下の特別プログラムを実施しています。自己肯定感を高め、自信とバイタリティを獲得します。また、キャリアについて考え、深め、ポートフォリオ化していきます。それにより、大学入試に有利となります。

放課後探究プログラム
  • 起業LAB「会社を経営する。社会を変革する」

    1年をかけ、チームで事業計画を立案。年度末には著名企業やベンチャー企業CEOなど投資家に対しプレゼンを実施。優秀なプランには実際に起業の為の出資がされます。

  • 制服向上委員会「Design×Art×Creativity」

    《制服》を軸に被服・デザインという要素を媒介として、それらの持つ意味と歴史、機能、社会の中での役割への理解を深めます。実際に制作した制服は文化祭のファッションショーでお披露目します。

  • タンキュウラボ「究極の探究。『私』を武器にする」

    自らの「興味・関心」という最初の芽生えを、どうすれば「生き方」として実現していけるか、自らの「強み」とできるか。そのためにどのようなアクションが必要なのか、大学生メンターの伴走で体系的に実践していきます。

  • ショウ・ケース「一人ひとりの好きなことを結集して舞台を創る!」

    何をどう創るかは自分たち次第。著名演出家のファシリテイトのもと、一人ひとりの「好き」をステージという形に結集。年度末の舞台発表を目指します。(終業式の午後を予定)

  • 生徒会/委員会活動(風紀委員)

    《循環型制服》という切り口から、環境問題、循環型社会、アパレル業界、繊維業界、メーカー、再生、ゴミ問題といったテーマについて探究を深めていきます。

視点4

体験Experience

大学入試改革では、従来の
「知識・暗記量」という評価基準から、
より能動的な
『学ぶ力・考える力・発信する力』
さらに『主体性・多様性・協働性』といった、
多角的で総合的な評価へと
舵が切られています。
机上だけでは得ることのできない
様々な体験は、
こうした総合的な成長に
欠かすことのできない要素です。
01

体験旅行(体験学習)

駒場学園の体験旅行は、観光や思い出作りの旅行ではなく、進路に直結した他校には真似のできない、新しい形の修学旅行です。
この旅行を通した学びは、その後の進路や起業の際に実績として大きな財産になります。 各コースの旅行計画の一例をご紹介します。(令和5年度実績)
・特進コース:九州(鹿児島・屋久島・長崎)
・国際コース:シンガポール・マレーシア
・進学コース:松江、尾道、高松、北海道

体験旅行(体験学習)
02

球技大会・文化祭・体育祭

駒場学園では、球技大会(6月)、文化祭(9月)、体育祭(10月)の3つの行事を「若駒祭」と総称しています。いずれも、日ごろの授業や部活動の成果と、クラスのまとまりを存分に発揮するときです。何をどのように表現・発信すれば良い結果が生まれるのか、身体を動かし、頭を働かせながら楽しみます。

文化祭
03

47の部活動

駒場学園の自慢のひとつに、部・同好会があります。友情も想い出も、勝ち取る喜びも、悔しさも、机の上だけでは学べない大切なことをここで学びます。

部活動
04

御殿場体験学習

御殿場の雄大な環境の下、ゴルフ、スキー、クラスで企画した活動などさまざまなアクティビティの「体験」を通して、「個」と「集団」を学びます。集中した時間が取れる利点を活かし、コミュニケーション能力向上プログラムも同時に行います。

御殿場体験学習

KGキャリアプラン

「知識」「思考」「探究」「体験」という4つの視点から自律学習の姿勢を育み、
キャリアデザイン力を身につけます。
KGキャリアプランでは「進路学習」「受験指導」「探究学習」を
キャリアプラン構築の3つの柱に据えており、
入学時から年次にあわせたロードマップに沿って、
毎月計画的にキャリアプランを立てていくことになります。

進路学習 受験指導 探究学習 キャリアプラン構築
  • 進路学習
  • 職業研究/学部研究/大学研究
  • エントリーシート
  • 受験指導
  • 授業/模試/定期考査
  • 偏差値/学力
  • 探究学習
  • 地域創生
  • ポートフォリオ
キャリア形成

進路指導を支える
KGサポート

  • メンタールーム全生徒対象

    4月から2月までの1年間、平日15:30~18:00で教室を利用して学習支援を行っています。
    常に教科の学習質問対応や学習アドバイスができ、さらに参加希望者には英検対策講座などのテーマに沿ったイベントも開催しています。

  • GMARCHプログラム希望制(成績基準あり)※有料サポート

    少人数(3~5名)のグループに大学生メンター1名がつき、テキストを使用した教科学習をメインとして、 学習意欲の向上と大学受験への早期対策を行っています。
    実施は週1回、希望する曜日で70分講座を2コマ実施します。教科内容は下記の通りです。

    • 1年生:英語、数学
    • 2・3年生:英語×2コマもしくは英語・数学の2コースあり※3年生は毎週月曜日にオンライン面談を通して計画的な学習サポートを行います
  • オンラインコーチング&オンライン自習室進学コース1年生全員2年生希望者※有料サポート

    個別面談や教科の学習質問、学習アドバイスを行います。

    • オンラインコーチング:2週間に1回決まった曜日・時間にて実施します。
    • オンライン自習室:毎週月曜日~金曜日(19:40~22:00)
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